こんにちは!
調剤薬局事務の仕事が割に合わないなと感じることはありませんか?
私は現在では調剤薬局事務を辞めていますが、
薬局で働き始めてから半年経ったくらいから「割に合わないな」と感じるようになりました。
今回は「なぜ調剤薬局事務は割に合わないと感じてしまうのかの理由とその対処法」についてまとめていきたいと思います。
この内容は動画でもご視聴いただけます!
現在、薬局で働いている方や調剤薬局事務の仕事が気になるという人に役立つ内容です。
調剤薬局事務の仕事が割に合わない理由
調剤薬局事務は業務が多い
1つ目の理由に調剤薬局事務の仕事はそもそも業務が多いことが挙げられます。
調剤薬局事務は事務といいながら「接客」と「事務」の両方をしています。
処方箋を入力して集中していても受付に患者さんが新たに処方箋を持ってきたらそちらの対応もしないといけません。
処方箋の入力
受付
会計
ピッキング(薬局による)
一包化(薬局による)
など
色々な業務を同時進行で進めないといけません。
なので低い給料に対して業務が多いという理由から割に合わないと感じる人が多いです。
薬剤師も事務の人数も足りないので常に忙しい
2つ目の理由として薬局内の人手不足が挙げられます。
薬局は小さいところだと薬剤師1人事務1人です。
そのため忙しい時間は様々な業務を早く正確に行う必要があります。
大きなところでもスタッフが多すぎるという薬局は少ないと思います。
薬局も前ほど儲からなくなったと60代の薬剤師さんが言っていました。
これからも人件費削減が続く業界なので、
給料が上がることはありましないでしょう。
また、人手不足なことかなら本来薬剤師がするべき仕事まで事務がしている薬局もあり、
「グレーな仕事をしているのでは?」と感じている方も多いです。
なので薬局内の人手不足により1人当たりの仕事が多くなり割に合わないと感じます。
人の健康に関わるから
3つ目の理由として
人の健康に関わる仕事をしている
ことが挙げられます。
原則として医療過誤(医療現場で起きた医療事故のこと)が起きれば、
その患者さんに投薬(薬を出すこと)した薬剤師の責任になります。
例えば、薬の種類や数を間違えてそのことにより患者さんの健康を悪化させてしまうことも医療過誤です。
最終的な責任は薬剤師が負いますが、その元をたどると事務員の処方箋の入力ミスが原因のことがほとんどです。
自分の入力ミスが原因で患者さんに健康被害が出ると考えると、
そのような重大な仕事をしているのに給料が低いので割に合わないなと感じてしまいます。
医療過誤が起きたときの薬剤師の反応は性格がでます。
優しい薬剤師であれば「私が入力ミスに気付かなかったからだ」と決して事務のせいだとは言いませんが、
心に余裕のない薬剤師の場合には事務員に圧をかけるような言い方をします。
私の知り合いの元薬局事務の方は「あなたが原因で患者さんの健康を悪化させるかもしれない」のようなことを言われたそうです。
気を張って入力ミスをしないように仕事をしても
どんなにベテランの人でも
ミスは起こります。
真面目で責任感の強い人ほど頑張ってしまう傾向があります。
なので、低い給料に対して人の健康に関する業務なので割に合わないと感じます。
割に合わないと思ったときの対処法
割に合わないと感じている人は当たり前ですが、
「仕事量に対して給料が少ない」と感じています。
ここを解決するには、
- 仕事量を減らす
- 給料を増やす
のどちらかをしなければいけません。
仕事量を減らす
まず仕事量を減らすについて考えてみましょう。
おそらく「調剤薬局事務は割に合わない」と感じてしまう人は真面目で自分が頑張らないといけないという気持ちが強いのではないのかと思います。
しかし、いくら頑張ってもその日、その月もらえる給料は変わりません。
これは会社員である限り仕方ないことです。
以前自分で経営している方のTwitterを見て
経営者はいかに安く労働者に働いてもらうかが勝利条件で、
会社員はいかに少ない労力で給料をもらい続けるかが勝利条件で
そもそも戦ってるルールが違うというのを見ました。
これがすべて正しいとは思いませんが、
中には「よく働いてくれる人には多く給料を出したい」という経営者の方もいますが、
たいていの会社組織では利益がたくさん残った方がいいと考え、
なるべく安く働いてもらおうという考えの会社が多いと思っています。
なので割り切って「なるべく少ない労力で給料をもらう」という考え方をすると
無駄に色々なことに気をまわしすぎず、
他の人がしてくれるだろうという考えで働くと、
「割に合わない」という考えが少なくなっていくのではないのかと思います。
「割に合わない」と感じるなら「自分が思う給料分の仕事しかしない」という心持ちに切り替えようというのが解決法の1つです。
しかし、それでは薬局が回らないし自分が頑張るしかないんだと思うと思います。
私もそのように感じで、結局転職して元いた薬局を去りました。
その当時は自分が頑張るしかないと思っていましたが、自分がその薬局を去った後でもちゃんと薬局が運営できてるので、
やはり自分が頑張らないと薬局が回らないというのは間違いだったのではないかなと感じます。
なので少し分からないようにサボりながら、または他の人に任せられることは任せたり、
「これした方がいいかな」と気が付いても自分がしなくてもいいことに関しては無理にしなくてもいいのではないのかなと思います。
上手にサボることができたら「給料の割にあった働き方」ができると思います。
それでも仕事が多すぎるとか人が足りないと感じたら上司に訴え続けましょう。
給料を増やす
次に給料を増やすについて考えてみましょう。
今いる職場で給料を増やすには昇進するしかありません。
しかし絶対昇進したいという人以外にはおすすめしません。
なぜなら昇進して上の立場になることで業務が増えより割に合わないと感じる働き方になるからです。
以前私が薬局事務をしていたときに10店舗ほどの事務員をまとめる医事主任から
「医事主任にならないか」と言われました。
私は絶対割に合わないと感じたので断り他の人が医事主任になりました。
しばらくしてから代わりに主任になった人に聞くと
給料は月1万増えたけど新しく覚える仕事が増えて上司から注意を受けることが増えたりサービス残業が増えたりしたそうです。
なので余程昇進に対するモチベーションが高くない限り、今いる会社での給料アップを目指すのはオススメしません。
どちらも無理そうだと感じる場合
上記の「仕事量を減らす」と「給料を増やす」を読んで両方無理そうだなと感じる場合、
転職活動を始めるのが解決策の1つです。
おそらく仕事内容も働く環境も収入にも不満を持っていて、
そのような人はこれからも割に合わないと感じ、自分が働く年数が増えると更に割に合わない度合が増えていくでしょう。
私は当時調剤薬局事務の仕事に希望が持てなくなり、結果転職しました。
ただ、いきなり転職と言われてもハードルが高いと思われる方も多く、
その方にはまず転職活動を始めることをお勧めします。
転職活動をしたからといって必ず転職する必要もないです。
関東圏や関西圏の都会の地域では転職エージェントを利用する価値はあります。
田舎だと希望に沿った求人を紹介してもらえる可能性は低くなりますが、
話を聞いてもらうだけでも今の悩みを少しでも解決できます。
本当に今「割に合わない」働き方をしているのか、
給料アップの転職ができそうか
今のままの職場がいいのか
を客観的に教えてくれます。
私は調剤薬局事務から登録販売者に転職して、
そのときは、
登販ナビ
登販エージェント
の2つのエージェントに話を聞いてもらいより親切な担当の方がいた登販ナビを利用して転職しました。
もちろん転職エージェントを利用しなくても転職はできます。
しかし、転職エージェントを初めて利用して良かったことが多くありました。
- 給料や休みなどなかなか面接では聞けないことを代わりに教えてくれたこと
- 求人を見てるだけでは分からない大変なこと
- 職を転々としていることを心配していたら私の場合が一貫性があるから大丈夫と言ってもらえたこと
- 職務経歴書を添削してもらい、読みやすい文章に変えてもらい「こういう風に書けばいいんだ」と勉強になったこと
- 志望動機や自己PRをスラスラ言えるようになるまで電話で練習してもらえたこと
電話も必ずあちらからかけてくれたので電話代の心配もなかったので良かったです。
調剤薬局事務が割に合わないと感じている人は早かれ遅かれ転職するのではないかと思うので、
実際に転職までしなかったとしても早めに転職活動をしてみるといいと思います。
仕事量をそのままに収入を増やすことはできる
私は結局転職するという選択を取ってしまいましたが、
あの時「副業に挑戦する」ということについて真剣に考えていればよかったと後からになって思いました。
薬局の仕事は終わる時間もそこまで遅くなく
残業もそこまで多くなく
日曜と平日1日の職場が多いと思います。
ドラッグストアに転職して不定期と早番、遅番なので生活のリズムがかなり崩れました。
調剤薬局事務をしていた時には全然思いませんでしたが、
副業をするにはピッタリだったなと思いました。
副業といっても仕事終わりに他でアルバイトをするのではなく、
自宅でできる副業です。
・メルカリ、ラクマでの不用品出品
・ポイントサイトでお小遣い稼ぎ
・ハンドメイド作品の販売
・ブログ
・YouTube
・動画編集
・インスタグラム
などが挙げられます。
ブログ、YouTubeなどは特に時間をかけて育てていく必要があり、
すぐにお金にはならないので、
会社員として安定的に働きながらする副業としてピッタリです。
私はもっと副業に挑戦する人が増えてくれたら嬉しいなと思います。
副業の始め方は色んな人が動画やブログで丁寧に教えてくれています。
その時絶対絶対注意してほしいのは、「お金を払ってくれたら月3万稼ぐ方法を教えます」
という人です。
お金を払わなくても学べることはたくさんあり、
一番大切なのは自分で行動することなので高額商材や高いコンサルティングに気を付けてください。
調剤薬局事務をしている人は様々な業務を同時に進めることができるのでマルチタスクが得意で、
本業と副業の両立ができると考えています。
そして、「割に合わない」と考える人ほど自分でなんでも頑張ろうとしてしまう人で、
本業だとどれだけ頑張っても給料はあまり変わりませんが、
副業は自分が適切な方法で頑張ることでどれだけでも収入を伸ばしてく可能性があります。
私もまだまだブログに挑戦していくつもりなので、ぜひ一緒に頑張る人がいると嬉しいです。
副業が軌道に乗ってくると本業にも少し心に余裕を持って取り組むことができます。
なので、収入を徐々に上げていきたいという人は「副業をする」をオススメしたいです。
何に不満を感じているのか深く考えることが大事
今回は、調剤薬局事務が割に合わないと感じる理由とその対処法というテーマで書いていきました。
「割に合わない」と単に言っても悩みは様々で、
- 業務が多すぎることが不満なのか
- 変わらない給料に不満なのか
- 調剤薬局事務という仕事自体が嫌なのか
どの悩みが一番大きいのか一度深く考えてみる必要があります。
調剤薬局事務が嫌だと感じたら転職という解決法もありますが、
どんなことに大きく不満を感じていたのか自分で理解ができていないと
転職することで一時は解決した気持ちになっても
しばらくすると「また同じようなことで悩んでいる」ということが起こりえます。
一番の悩みは本人しか分からないのでいくら人に聞いても調べても分かりません。
まずは色々悩みがある中での一番の悩みを考えてみてそこに対するアプローチをしましょう。
今の仕事で解決できそうか→業務量へらす、昇進する
できなさそうか→転職する、副業を始める
調剤薬局事務をしていた時は仕事が嫌だったけれど、
今では色んなことが学べて貴重な時間だったし
職を転々としている中でも一番続いたのか調剤薬局事務だったので
もっと長く働く選択をしていても良かったのかなと思います。
なので、今調剤薬局事務に不満を持っている人も深く悩みに向き合い考えることを大切にしてもらえたらいいなと思います。