この記事では、私が新人だった頃に感じた「慣れるまでのしんどさ」と、どうやって乗り越えてきたのかを振り返ってまとめてみました。
調剤薬局事務は、働く前のイメージとは違い、覚えることがとても多く、体力的にもハードな仕事でした。
「ずっと立ちっぱなしで疲れる」
「毎日が手探りで、自信が持てない」
こんなふうに感じていたのは、私だけではないと思います。
実際に、覚えることの多さや体調面の不安から、途中で辞めてしまう方も少なくありませんでした。
私自身は、慣れるまで最低でも3ヶ月は必要だと感じています。
だからこそ、最初の3ヶ月間をどう過ごすかが、その後の働きやすさにつながっていきます🌱
調剤薬局事務に慣れるまでにしてよかったこと
1. メモを「使える形」にまとめる

「もうメモはとってるよ!」という方も多いと思いますが、
メモをとることとメモを仕事で活用できることは、まったく別物です。
当時の私は、メモをただ書きっぱなしにしてしまい、後から見返してもよく分からず困ることが多くありました。
今思えば、メモの取り方ひとつで、仕事の覚えやすさは大きく変わります。
メモは「相手を待たせない」ようにキーワードだけを素早く書きとり、あとで休憩中や帰宅後にきちんと整理するのがおすすめです。
私が実際に行っていたメモのまとめ方や、仕事に役立つ活用のコツは、こちらの記事で詳しく紹介しています👇
▶【保存版】調剤薬局事務で覚えることが多いと感じたときのメモ術とまとめ方のコツ
分からないことがあった時は、
- 「一度教えていただいたのですが、ここだけもう一度確認させてください」
- 「自分なりにやってみたので、合っているか見てもらえますか?」
といった伝え方が安心です。
「一回で完璧に覚えるのは難しいけど、ちゃんと整理してるんだな」と思ってもらえると、先輩との関係も良くなりますよ✨
2. 周りとの関係を大切にする

薬局は比較的小規模な職場が多く、人間関係が仕事のしやすさに直結することが多いです。
私も、新人の頃は空気を読めずにミスをしてしまい、気まずくなる場面がありました。
そんなとき、朝少し早く出勤して掃除をしたり、忙しい時間に率先して動いたりすることで、少しずつ職場に馴染んでいけたと感じています。
「気に入られるために…」というよりも、一緒に働く相手への感謝を行動で示すイメージです🌷
3. 先輩の仕事をよく観察する

自分の仕事にいっぱいいっぱいになると、周りが見えなくなってしまいます。
でも、新人のうちに先輩の動きをよく観察しておくことで、「あ、自分はまだこれができないんだな」と気づくきっかけになります。
また、調剤薬局ではシフト制で事務が一人になる時間帯もあるので、いざという時の判断力にもつながります。
例えば、
- 患者さんへの声かけの言い回し
- クレームが起きたときの対応
- 空いた時間に何をしているか
など、「真似したいな」と思えるポイントがきっと見つかるはずです。
振り返って思うこと

今こうして振り返ると、やっぱり最初の3ヶ月が一番つらかったなと思います。
でも、その期間を乗り越えたことで、少しずつできることが増え、自信にもつながっていきました。
5年経った今でも、あの経験があるからこそ「もしまた薬局で働くことになっても、ある程度は対応できる」と思えます。
もし今、調剤薬局事務として働きはじめたばかりで「つらい」「覚えられない」と感じている方がいたら…
今が一番しんどいだけで、だんだん慣れていくので安心してください。
少しずつでも前に進んでいけば、きっと未来は変わっていきます🍀
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慣れない仕事に戸惑う日々…。私もそうでした。
そんなとき、信頼できる本が1冊あるだけで不安がグッと減り、自信につながることがあります。
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