調剤薬局事務 PR

医療事務から調剤薬局事務へ。転職して感じた“こんなに違う”仕事のリアル

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今回は、医療事務から調剤薬局事務へ転職して大変だったことについてお話しします。

私自身、未経験から医療事務をスタートし、その後 調剤薬局事務へ転職しました。
そのとき、こんな不安を抱えていました。

「保険の知識はあるけど、薬についてはまったく分からない…」
「薬剤師さんや他のスタッフと、うまくやっていけるのかな…」
「そもそも、医療事務とどんなふうに仕事が違うのかが分からない…」

同じように転職した人の体験談が読めたらいいのに…と思っていました。

でも、調べてもなかなかリアルな声が見つからず…。
それなら、自分の体験を発信してみよう!と思ったのがこの記事を書くきっかけです。

医療事務と調剤薬局事務は、似ているようで実は全然違う部分が多いです。

これから転職を考えている方や、働きはじめたばかりの方にも役立つ内容になっていますので、
気になるところだけでも、ぜひチェックしてみてくださいね♪

💡この記事の内容を、動画でもわかりやすくまとめてみました♪

実際に医療事務から調剤薬局事務に転職した体験をもとに、
「これは大変だった…!」と感じたことをやさしくお話ししています。

お時間のあるときに、ぜひご覧ください🌿

レセコンの操作がまったく違う

調剤薬局事務でまずつまずいたのが、レセコン(レセプトコンピュータ)の操作でした。

医療事務では受付や保険証の確認、診察後の会計などを電子カルテで処理しますよね。
でも調剤薬局では、処方箋の入力や保険情報の確認などが主な業務になります。

処方箋には、「先発品かジェネリックを選んでもらってください」というような記載があることも多く、
薬を選んでレセコンに入力する作業は、想像以上に細かい作業でした。

先発品:最初に開発された薬で、価格が高め
ジェネリック(後発品):特許切れ後に作られた薬で、価格は安め

同じ薬でも剤型や規格、メーカーが違うだけで複数種類があるので、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも…。
薬局に在庫があるか確認しながら選択する必要があり、慣れるまでは時間がかかりました。

薬の名前がなかなか覚えられない

医療事務でも院内処方があれば薬の名前に触れることはありますが、
調剤薬局では扱う薬の種類が格段に増えます。

とにかく薬の名前が覚えられない!というのが最初の壁でした。

ジェネリックの説明が難しい…

ジェネリックの使用率は薬局の評価にも関わるため、
患者さんに説明して選んでもらう場面もあります。

「ジェネリックは国が推奨していて、効果や安全性は同じですよ」
というような、安心してもらえる一言を添えるようにしていました。

「国が推奨している」→安心感
「効果や安全性は変わらない」→信頼感

ただ、どうしても不安そうな方や以前に合わなかった方には、
無理にすすめず先発品を選ぶようにしていました。
必要があれば薬剤師さんに説明をお願いすることもあります。

ピッキングって難しい!

ピッキング(薬を処方箋通りにそろえる作業)を事務が行うかどうかは、薬局によって異なります。

もし担当する場合は、薬の配置や名前をある程度覚える必要があります
機械で場所が分かるところもあれば、完全に記憶頼りのところもありました。

薬局ならではの人間関係に戸惑う

クリニックでは「院長=決定権」という感じで話が早かったのですが、
薬局では本部や主任の確認が必要なケースも多く、判断が複雑です。

人数が少ないぶん、ちょっとした雰囲気の悪さが目立つことも
私の職場は良い方でしたが、他の薬局ではギスギスした話も耳にしました。

調剤録のチェックが意外と大変

調剤録のチェックとは、処方箋の内容が正しく入力されているかを確認する作業です。

チェック項目が多く、慣れるまではかなり時間がかかる印象でした。
忙しい日はチェックが全く進まないこともあり、焦る日も多かったです。

問診票や保険証の確認が意外と難しい

クリニックでは当たり前のように行っていた保険証の提示や問診票の記入も、
薬局では「えっ?ここでも必要なの?」と驚かれることが多くありました。

保険証の確認ルールも薬局によって違うため、混乱しやすい部分です。

お薬手帳の扱いも要注意

「お薬手帳をお持ちですか?」と毎回聞くのも、薬局ならではの仕事。
これは手帳の有無で点数(=金額)が変わる大切な項目です。

ただし、診療報酬の改定でルールがよく変わるため、慣れるまでは戸惑うこともありました。

調剤薬局事務になる前にできることは?

未経験でも大丈夫って聞くけど、事前に何かやっておいたほうが安心かも?

実際、面接では「特に勉強しなくても大丈夫ですよ」と言われました。
とはいえ、何も知らずに入るより、ちょっと知識があったほうが気持ちの余裕が全然違います

私は正直、テキストを1冊読んでおけばよかった!とあとから思いました。

▶ おすすめはこちら
ユーキャンの調剤事務お仕事マニュアル 第2版

資格は必要?

医療事務の資格がある方は、それでOK。
調剤薬局事務の資格がなくても働けます。

もし医療事務の資格もない場合は、
医療事務や調剤薬局事務の資格取得を検討してもいいと思います。

いきなり資格までは…という方は、まず市販テキストから始めてみるのもおすすめです。

雰囲気だけ知りたい人におすすめの1冊(おまけ)

「転職するかは決めてないけど、薬局の雰囲気だけ知りたいな〜」という方には、

マンガでわかる薬剤師がおすすめです。


事務員の視点ではないけれど、薬局で働くあるあるが描かれていて共感できることも多いです♪

※本格的に学びたい方は、ユーキャンなどの市販テキストの方が断然おすすめです。

まとめ

医療事務から調剤薬局事務への転職は、想像よりもずっと大変。
でも、これまでの経験が無駄になることはありません。

保険の知識や会計の経験はきっと役に立ちますし、
一度覚えたらこなせる業務もどんどん増えていきます。

転職に不安を感じている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです✨

もっと知りたい方へ|調剤薬局事務に役立つおすすめ本3選

調剤薬局事務の仕事について、もっと詳しく知っておきたいな…という方へ。

別の記事でおすすめの参考書・読み物を3冊ご紹介しています。
初心者にもわかりやすく、働く前に読んでおくと安心できる本ばかりです。

今回ご紹介したユーキャンの市販テキストも、もちろん含まれています♪

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ミミ|医療しごとナビゲーター
『医療しごと入門帖』は、医療事務・薬局事務・登録販売者など、医療や薬に関わるお仕事をやさしく紹介するブログです。 資格の勉強だけでは見えにくい、現場でのリアルな仕事の様子や、実務に役立つ情報を発信しています。 初心者さんにも分かりやすく、やさしい言葉とあたたかい視点でお届けしていきます。