こんにちは!
最近家の近くにはどんどんドラッグストアが増えてきていて、
こんなに増えて大丈夫なのかなと感じます。
同じように思っている方は多いと思います。
この記事ではドラッグストアが増えている理由とドラッグストアの従業員に与える影響について書いていきます。
この内容は動画でもご視聴いただけます!
結論から先に言うと、売り上げを上げるためと競争に勝つために地域に集中して店舗が増えています。
詳しく見ていきましょう。
既存店舗だけでは売り上げが下がる
ドラッグストアの元々ある店舗だけで商売をしていてもこれ以上売り上げが伸びないどころか下がる一方です。
ネットでも洗剤やティッシュなどの日用品が買えるようになったり
他の企業の店舗も増えていくと、既存店舗の力では売り上げを伸ばすことは難しいです。
売り上げが下がると企業としての力が弱くなり、
他の企業に顧客を奪われ更に売り上げが下がるという悪循環になります。
そのため、今出店している以外の別の地域で顧客を獲得していくことがまず売り上げを上げる1つの手段となります。
また、地域で認知度を上げるために集中して店舗を出すことで、
他の企業が参入しにくいようにしています。
なので、ドラッグストアが近くにあってもまたその近くに建てて、
他の企業のその地域での競争意欲を下げるという意味があり、
地域に集中して出店しています。
医薬品や化粧品の利益率が高い
このようにどんどん店舗を立てる力があるのはドラッグストアが利益率の良い商品を販売できるからです。
市販薬や化粧品は利益率が高いため普段の購入頻度があまり高くなくてもカバーできます。
また調剤薬局の利益率も良いため、調剤薬局とドラッグストアの店舗を併設しているところが増えています。
医薬品や化粧品は販売を行うのに参入障壁が高いため、
コンビニやスーパーではマネできず、これらの業界よりも稼ぎやすいという側面を持っているのが、
ドラッグストアが店舗を増やしていく力を持っている理由です。
生鮮食品の販売や調剤薬局の増加
これからのドラッグストアは肉や野菜などの生鮮食品を売ったり弁当を打っていたりとスーパーの側面も持つものに変わっていくでしょう。
顧客を獲得していくためにより利便性を高くしていく取り組みを増やすと思われます。
また、調剤薬局が併設されている店舗も増えていきより立ち寄ってもらいやすくなり、
薬をもらうついでに少し買い物をする→普段も買い物をする
→たまに市販薬、化粧品を買ってもらったり薬局を利用してもらう
という企業にとっていい流れを作ることになります。
食品を安くしてもたまに利益率の良い商品を購入してもらうことができたらそれでカバーできるという仕組みです。
従業員のしわ寄せは今後も大きくなると予想
企業側の認知度を上げて売り上げを伸ばしていくという戦略が分かったところで店舗で働く従業員目線となって考えていきます。
新しい店舗をどんどん建設していっているとどこかでしわ寄せが来ます。
それが店舗で働く従業員やそれらの人をまとめる人に大きな影響が及ぶでしょう。
これからのドラッグストアの従業員に考えられる影響として、
賃金カットがあり
1店舗当たりの従業員の人数が少なくなり
働く時間も削られ少ない人数で店舗を運営することが求められるでしょう。
働く人は更に少ない給料で仕事量は増えていきます。
他のドラッグストアとの接客の差別化でより接客の質を求められることも考えられます。
ドラッグストアも接客業のためお客さんに接客の良い店舗として認知されよりその店舗を利用してもらい売り上げを上げる必要があります。
給料面では正社員やパートなどの資格手当やその他手当も少なくなり、
企業が今後も続くように従業員のしわ寄せは大きくなると考えられます。
まとめ
今回はドラッグストアが地域集中で増えている理由とその影響について書いていきました。
売り上げを上げるためと競争に勝つために店舗を増やしていき、これからもその流れは続き従業員のしわ寄せも大きくなると考えられます。
従業員へのしわ寄せはこれからの話ではなく今でも十分感じている店舗従業員は多いと思います。
よりコンビニのように便利でよりスーパーのように食材も買えるような業態になることを考えると、
仕事の幅も量も増えて負担は大きくなります。
ドラッグストアは他の小売り業界から見ても成功している業界ではありますが、
店舗ビジネスは厳しいなと感じました。