先日「お金の減らし方」という本を読みました。
前に両学長が動画で解説しているのを観て、
「いつか読みたいな」と思っていました。
著者の森 博嗣さんは「すべてがFになる」を書かれた方でも有名です。
「すべてがFになる」はタイトルだけ聞いたことがありましたが、
こちらも読んでみたいなと思いました。
印象に残ったことや考えたことを書いていきます。
必要なものではなく欲しいものを買う
森さんが結婚したときに奥様に家庭運営の方針をこのように話したそうです。
「欲しいものはなんでも買えば良い、でも必要なものはできるだけ我慢をすること」
森さんは収入の1割を自分の好きなものを買うために使って生活をするという約束をしました。
この考え方は私が今までいたことのない考え方でした。
今まで「必要なものだから買うのは当たり前」だと思っていました。
「必要なものは買わないといけない、好きなものは我慢が必要」と思って生きてきました。
家族から「これ買おうかな」と相談されたときにも
「使うものだから買ってもいいよね」
こんな返しをしていました。
お金に関する新しい価値観に出会い、好きなものは買おうと強く思えるようになりました。
欲しいもののためにお金を稼ぐ
三十代の後半になって、生活は安定していたものの、僕は自分の夢を実現したくなった。それは、庭に自分が乗って遊べる鉄道を建設することだった。
大学の助教授をしていた森さんは空いた時間にできるバイトを考え、小説を書き始めました。
小説家になりたかった訳でもなく、
単に自分のしたいことのために、
お金を稼ぐ方法を考えた結果が小説を書くことでした。
自分のしたいことを仕事にするのではないんだなと思いました。
小説家になっている人は小説家になりたくて目指すものだと思っていたけれど、
自分のできることの中で仕事になることを考えないといけないと思いました。
自分のしたいことを今している
誰もが、自分の思ったとおりに生きている。一見、不満を抱え、不自由を強いられているように見えるし、本人もそう自覚している場合が多いのだが、傍から見ると、誰もが自分が一番したいことをしている。
できる人とできない人の二種類があるとは思えない。ようは、やりたいという気持ちの強さの違いだろう
確かにその通りだ・・・と思いました。
「副業で月5万円稼ぐのいいな」
「一人暮らしっていいな」
こんなふうに憧れる気持ちがあっても実際行動に移していないのは、
時間、お金がないという問題ではなく、
自分のやりたい気持ちがそこまで大きくないんだなと、、
いつか○○してみたいな
ということも多分そこまで気持ちが大きくないから今行動していないということを痛感させられました。
「家族の理解が得られなくて自分の思うことができない」
と感じていたことも
「自分で好んでそのような状態にいているんだな…」
そう気づきました。
他者を思い通りにさせることはできないから、他者に依存しない夢を持つ方がいいということも勉強になりました。
自分で自分の価値を評価できる人になりたい
この本の著者のように収入の1割を趣味のために使うとしたら、
私は何に使うのか考えてみました。
少し考えましたがコレだ!と思えるものがありませんでした。
もちろん欲しいものや行きたいところはあるけれど、絶対なのかと言われると分かりませんでした。
そして、私が今まで買っていたものは必要だから買っていたものが多いのに気づきました。
いつか役に立つかなという視点があり、
未来ばかりで現実を見ていませんでした。
月に自己投資に5,000円使うことを目標にしていましたが、
収入の1割を趣味に使うというものに変えようかと思いました。
欲しいものが高価であったり多くあったりする人はお金をたくさん稼ぐ方法を模索すればいいし、
質素であっても満足して生活できているのであればお金を無理に稼ごうとしなくてもいいし、
皆自由に生きられるんだなと感じました。
「お金の減らし方」を読んで、自分とは大きく違うお金の価値観があることを知り、
必要だから…と買っていたものが実は贅沢で買っていたり、
欲しいものを我慢することが決して良いことではないのだと気づきました。
自分にとって価値のあるものにお金を使い、自分の価値を取り戻すことの大切さを知りました。
有名な人や大勢がそう言ったから、という理由ではなく、
自分の価値を自分で評価できる人になりたいです。
働き方、生き方に悩む多くの人に刺さる内容の良書です。
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