『コンサル一年目が学ぶこと』という本を読みました。
著者がコンサルタント会社で働いていたときに学んだ仕事の取り組み方や進め方をまとめた本です。
コンサルタントだけに当てはまるのではなく、企業で働く人が皆知っておくべきことが書かれています。
この本を知ったきっかけは、
次読む本を探していたときにたまたまオススメにでてきて、
社会人が覚えておかないといけないことが書かれててどの年代の人にもタメになるというコメントを見つけて、
自分が社会人の常識をどれだけ知っているのかが気になって購入しました。
気になったこと3つ書いていきます。
3日の100点より、3時間の60点
仕事を効率よく進める上で、“Quick and Dirty”(完璧じゃなくても早く)という考えが紹介されていました。
「100点はいらない。3日の100点より、3時間の60点」と表現しました。時間をかけていきなり100点を目指すより、最初に早く前進して、ラフでもいいので答えを探るほうがいいのです。これが、“Quick and Dirty” です。
早めの報連相が必要とも書かれていました。
文章で読むと「当たり前のことだ」と感じることでも、
実際の仕事だとできていないことは多いです。
細かいことを気にして本質とはズレたことをしてしまったり、本来そこまで時間をかけるべきではないところに集中しすぎたりすることは普段の仕事でもこのブログでもあるので、
自己満足だけの仕事にならないように気を付けようと思わされました。
“Quick and Dirty”(完璧じゃなくても早く)は、新人の仕事の進め方を見ると感じることが多いです。
新人だと、
- 何の仕事にどれくらい時間をかけるべきか
- どんな事例がでたときに相談するべきか
などが分かっていない場合がほとんどです。
仕事を頼んで時間が経ってから、
- 実は全く的外れなことをしていた
- 初めの方から分からなかったのに聞かずになんとなく進めた
ということが分かり、
「もっと早く聞いてよ!」と思うことが多々あります。
判断に迷ったときに気軽に報連相ができる環境づくりが大事だなと思いました。
転職をおすすめする場合
転職をおすすめする場合についても書いてありました。
自分が納得していないままの場合、周りの人はあなたに高いコミットメントを求めますが、あなたはそうでもない、というギャップが生まれます。
転職をおすすめする場合
これは非常に苦しいことで、下手をすると精神的に追い込まれ、重大な事態を招きかねません。そういう場合は、ときに仕事を変える勇気をもつことも大事です。
自分が夢中になれる仕事が1番ということなのですが、それを見つけるのが1番難しいです。
仕事にも応用できる「守破離」
普段の仕事ではできていてもブログではできていないなと感じました。
言語化できない暗黙知の部分を、師匠から、徹底的に真似よ。
仕事にも応用できる「守破離」
守=師匠の一挙一動を真似る
破=師匠と違ったやり方を覚え、幅を広げる
離=師匠のやり方を超え、独自の技を生み出す
言語化できないけど、仕事でなんとなく意識していることはそれぞれあるなとは思いました。
そういうことはやはり教えてもらうものではなく、
見て覚えるものなのだなと改めて思いました。
ブログを書く上でこの「守破離」は大切にしていかないといけない考え方だと思います。
今まで割と独自で文章を書いてしまっていたけれど、
検索すればブログで成功してしている人の記事も読めるのに、
参考にしたい人の良いところをマネて、覚えてから自分の独自のやり方だなと思いました。
まとめ~仕事の基本ルールを学びストレスを減らす~
『コンサル一年目が学ぶこと』は、コンサルタントだけに通じるのではなく働く全ての人に通じる内容でした。
社会人1年目に読むべき本ですが、社会人数年目の私が読んでも気づかされる部分は多かったです。
ただ、コンサルタントほど厳しくない企業も多いのではないのかなと思います。
本の中で「会議で喋らない人は要らないと言われた」というのが衝撃的で、
ほとんどの古い日本企業は「沈黙は金」で、
周りに同調することが良しとされているから
コンサルティング会社のような「発言しない人の価値はゼロ」というような感覚にはならないと思いました。
しかし、どちらが正しいのかといえば、発言しない時間にも人件費がかかっているし、
時間単価にあった仕事をしてないと言えるので、コンサルタントの方が正しいのだと思います。
今回この本を読んで「自分は仕事を1人で背負いすぎな部分がある」と思いました。
報連相が大事で、仕事が間に合いそうにないとい場合でも自分で焦ってしまうのではなく、
報告するべきで、一人で抱える問題ではないものを1人で背負っていると感じました。
一人で抱えることでストレスが増えていたので、仕事のストレスを増やさないためにも
仕事の基本のルール(“Quick and Dirty”や報連相)を思い出していきたいと思いました。