こんにちは!
今回は登録販売者試験3ヵ月前の勉強法についてお話します。
・医薬品の成分が全く覚えられない
・そもそもどんな勉強をしたらいいのか分からない
という方、多いのではにないのでしょうか。
私は登録販売者試験の勉強は8か月前から始めたものの
試験1~2ヵ月前になり焦って追い込みで勉強しました。
1ヵ月前に前に模擬問題を解き合格に全く及ばない点数だったのでその時は本当に焦りました。
こんな私でもなんとか1発でなんとか合格することができたので、
今不安に思っている方の少しでも助けになるような記事を書いていこうと思います。
結論から言うと、「過去問を繰り返し解き、必要な分野のみ問題集や単語帳を活用する」です。
面白みのない結論ですが、この結論に至った理由と具体的な勉強法を解説していきます。
登録販売者試験ってどんな試験?
という方に向けて簡単に説明していきます。
登録販売者として働くためには、
- 登録販売者試験に合格すること
- 登録販売者(研修中)として2年間実務経験を積む
この2つとも必要になります。
登録販売者試験は年に1回都道府県ごとに行われます。
都道府県ごとに問題や日程が違います。
だいたい8~12月に行われています。
出題範囲は下記の5分野です。
(1)医薬品に共通する特性と基本的な知識
(2)人体の働きと医薬品
(3)主な医薬品とその作用
(4)薬事関連法規・制度
(5)医薬品の適正使用・安全対策
240分間の試験で、回答方法はマークシート方式です。
過去問をマスターすると良い理由
なぜ過去問を完璧にすることが合格への近道なのか解説していきます。
過去問から同じ問題がでることが多い
登録販売者試験は過去の問題と同じ、似ている問題がよく出ます。
過去問をしていくことで、どの分野を重点的に学習するべきか分かるようになっていきます。
5章とも均等に問題がでるわけではなく、医薬品とその作用から多く出題されます。
医薬品に共通する特性と基本的な知識【20問】
人体の働きと医薬品【20問】
主な医薬品とその作用【40問】
薬事に関する法規と制度【20問】
医薬品の適正使用と安全対策【20問】
過去問に触れる機会を増やす本番の感覚をつかむことが、
試験前数か月で必要になります。
問題集を全て解いていくのは非効率
試験まで近いからと焦って勉強を始めると、問題集の始めから解きたくなる方も多いと思います。
始めから解くと本来もっと重点的に勉強すべき分野がおろそかになります。
まだ試験まで半年以上あるなら問題集の1ページ目から解いていくこともいいですが、
時間がない時にしてしまうと後のページの分野の勉強が中途半端になります。
そのため、過去問を解き間違えた問題を復習して苦手分野をなくしていくことが重要です。
単語帳に関しても同じで、ただなんとなく単語を覚えるのではなく、
苦手分野から優先的に学習していくべきです。
問題集、単語帳はあくまで補助的な位置づけで捉えて活用していきましょう。
試験に受かるためだけに勉強する
と思われるかもしれません。
私は「別に実務のための勉強にならなくてもいい」と思っています。
なぜなら、試験の内容と実務で必要な知識は違うからです。
私も職場の登販の先輩も試験勉強のために覚えた知識はほぼ覚えていません。
実務では分からないことは調べてお客様に説明することができます。
実務で覚えていくことは多く、試験と実務の必要な知識は別物と思った方がいいです。
なので今試験勉強をしている人は実務のための勉強というより試験に受かるためだけの勉強をしてほしいです。
その勉強法が過去問を完璧にすることです。
過去問の入手法
受験する都道府県のホームページから過去問を印刷します。
2、3年分くらいあるので、それらを完璧に解けることを目標にします。
登録販売者試験の過去問活用法
過去問を完璧にと言われても、具体的にどうすればいいか分からないと思われる方も多いと思います。
実際、私が登販試験の過去問をどのように解いていたか説明していきます。
ご自身の勉強がしやすいようにアレンジしていただいて大丈夫です。
1、過去問を解く
例として試験問題をアレンジした問題を出します。
登販の試験問題では、
例題のように正誤の組み合わせを選ぶ問題が多いです。
問題用紙の文章ごとに「〇」「×」と書き込みたくなりますが、
(本番は書き込んで大丈夫です。)
何度も解きたいので、印刷した過去問とはは別に用紙を用意します。
のように書いておいて、文章を読みながら「〇」「×」や解答を書いていきます。
解きながら分からなかった項目や勘で解答したものにの横に「?」と書いておきます。
このようにすることで、単に解答の3だけを書くよりも、どこで間違えたか分かり復習しやすくなります。
2、採点をする
解き終わったら採点をします。
解いた日付と点数(章ごと)を控えておくと後から励みなります。
始めはこんなに解けなかったのに今では前より解けるという実感がわきやすいからです。
3、復習をする
採点が終わったら復習していきます。
この復習が一番大切です。
復習を行うのは、間違えた問題と「?」のマークをつけた問題です。
間違えたものだけを解き直すと、まぐれで合っていた問題をスルーすることになるので、
正解した問題でも「?」の分からなかったものは全て復習します。
テキストでも単語帳でもネットでもいいので、使いやすいものを活用して復習していきます。
そのときメモ帳に復習した内容を書いておくと、
試験直前のいい教材になります。
おそらくほとんどの人が最初は「?」の印だらけで、
全てを見直すことになるので、すごく時間がかかります。
しかし復習は時間をかける価値が大いにあります。
先ほども書いたように過去問と同じ(似ている)問題は出題されやすいからです。
4、別の用紙に問題番号を書き出しておく
採点や復習が終わった後に下のように違う紙に書いておくと、次にどの問題を解くといいか分かりやすいです。
復習した問題のみ書き、正解した問題(まぐれで合っていたものは除く)は抜かして書きます。
5、数日後に再び解く
すぐに解いてしまっても正解を覚えてしまっているので、
1、2日後に解くといいです。
2回目解くときも
1、分からなかった問題番号を別紙に書き出したものに沿って解く
2、採点する
3、復習する
4、分からなかった問題番号を書き出しておく
と同じように行います。
この工程を繰り返すことによって自信を持って解ける問題が増えていきます。
6、他の過去問も同じように解いていく
2~3年分同じように解いていくと、
問題形式や傾向がつかめてくると思います。
7、弱い分野の対策をする
このように過去問を解いていくと、〇章の問題が苦手というのが自分でも分かってくると思います。
空き時間は苦手分野を重点的に学習しましょう。
・テキストを読む
・問題集を解く
・用語集を使う
ご自身の学習しやすい教材であればどれでもいいです。
私は、ユーキャンの登録販売者講座の「重要ポイント&チェック」を重宝しました。
頻出箇所・重要事項がまとめられたハンディタイプの問題集で、
スキマ時間にも学習できます。
最初に「問題集を始めてから解くのは非効率」と書きましたが、
苦手分野に絞って解くのは必要なことだと考えています。
それは、登販の試験が「合計の点数」で合否が決まるのではなく、
章ごとの正解率が3.5割~4割を下回ると不合格になるからです。
なので、章ごとの得点率をならすためにも特に弱いと感じる章は優先的に押さえることが重要です。
まとめ 試験合格のための勉強法
今回は試験に受かることのみを考えたラスト3ヵ月の勉強法を解説していきました。
・試験は過去問から同じ問題が出ることが多い
・問題集を始めから解くのは不効率
・実務のための勉強と試験勉強は別
・受験する都道府県の過去問を印刷して解く
・間違えた問題と分からなかった問題を復習する
・何度も過去問を解き完璧にする
問題を解くことが単なる作業にならないために、問題の文章の正誤の根拠を考えながら解くことが大事です。
過去問を完璧にと書きましたが、私は最後の1週間でかなり追い込んで完璧とは言えず7~8割分かるかくらいでした。
完璧を目指すつもりで試験勉強に臨むことが大事なのではないかと考えています。
この記事を参考にぜひ自分流の勉強法が見つかると幸いです。
医薬品の勉強のオススメ教材
医薬品の勉強は登録販売者試験で一番の難関です。
しかし、医薬品の試験範囲は広く過去問で対策しきれません。
私はユーキャンの登録販売者講座を使い、医薬品の範囲を対策しました。
「重要ポイント&チェック」は頻出問題がまとめられていて赤シートを活用してスキマ時間を活用して学習、暗記ができました。
特に追加で後から申し込んだ医薬品DVD対策に助けられました。(通信講座を申し込んだ人にしかDVDの案内は来ないみたいです)
医薬品の成分や漢方などつまずきやすいポイントを分かりやすい覚え方を学習できました。