こんにちは!
今月読み終わった本で『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の感想を書いていきます。
YouTuberの両学長が紹介していたことがきっかけで、この本を知りました。
タイトルが「ゼロで死ぬ」なのでインパクトがあり、
いつか読んでみたいと思っていました。
「DIE WITH ZERO」は簡単にまとめると、
死ぬまでに経験にお金を使い、自分の資産を使い切ろうという内容の本です。
お金の価値を引き出すことができる若い時に働きお金を貯めこみ、死ぬまでに使いきれないお金を貯め続けることに疑問を投げかけている本です。
この本の中で印象に残ったところをまとめていきます。
老後のための貯蓄は、ほとんど使わずに終わる
ほとんどの人が死ぬまで資産を増やし続けます。
そして、その貯め続けた資産をほとんど使いません。
そこで「DIE WITH ZERO」ではこのように書かれていました。
- 使わない資産を増やすのに労働するのはおかしくないか
- そもそももっと早くリタイア(早期退職)できたのではないのか
- 使わない資産を増やすために、若い貴重な時間を使うのはもったいない
- 死ぬときまでに資産を使う気持ちを持つと人生をより充実したものにできる
しかし、誰でも老後のお金が心配です。
本の中では「若い頃の方がお金の価値が高い」ということが述べられています。
結婚、出産、育児などで必要なため、
26~35歳までが人生で一番お金の価値を最大化できて、
それ以降はそれほどお金の価値は高くないそうです。
高齢になるほど体力も食欲も低下するので、
若い時ほどにお金に対して価値を引き出すことができません。
誰かに金を与えるなら、早いほうがいい
老後に使わない資産が残ることが問題なのであれば、
「使わなかった資産は子供に相続させればいい」という考えもあります。
しかしこの本のなかでは、
- 子供に資産を分け与えるつもりならば早い方がいい
- 死ぬまで待つ必要はない
- 死んだ後に感謝されても遅い
- そもそもいくら渡したいのかも含めて考え資産形成をした方がいい
- 子供にとっても若い時のほうが「お金の価値が高い」ことは同じことだ
ということが述べられていました。
このような考え方は私にはなかった考えだったので驚きました。
一方以前読んだ「となりの億万長者」という本では、
子供には金銭的援助をしない方がいい
というようなことも書いてありました。
「金銭的に援助すると子供の稼ぐ力を奪うことになるから」というのが、
その本での主張でした。
「働かなくても親の金で生きていける」と思わせるほどのお金を渡してもいけないけれど、
「困っているときには最低限金銭的に助けることができる」状態がベストなのかなと思いました。
タイムバケットを作ろう
『DIE WITH ZERO』の中で「タイムバケット」を作ることが提唱されています。
タイムバケットとは、
人生でやりたいこと年代に分けてバケツに入れていくことです。
まず人生の中でやりたいことを書き出します。
その後、年代ごとにやりたいことを分けていきます。
タイムバケットとは、このようにに年代ごとのやりたいことリストを作っていくことです。
タイムバケットを作ることにより、やりたいことは実は若いころに固まっていて、
老後にはそれほど多くはやりたいことはないことに気づきます。
本当に資産ゼロで死ぬことは現実的ではなく、
人生を充実させようとするから「資産ゼロ目指すこと」が大切だそうです。
本を読み終わった後、私もタイムバケットを書き出してみました。
いざ作ってみると、
人生で何をしたいのか漠然としか考えていなかったと気づきました。
何歳頃に何をしたいのか考えて、これから細かく作っていきたいと思いました。
まとめ お金を貯める理由を改めて考えさせられた
「資産を増やすためには」「節約術」のような本は多くあっても、
この本のように資産を最大限活用するために死ぬときに資産ゼロを目指した内容は珍しく、
とても考えさせられました。
なんとなく「老後までに2000万貯めたい!」ではなく、
「これを〇歳までにしたいから〇万貯めたい!」
というように考えないと金額が目標になり、
自分は何がしたかったのかと後から考えることになります。
タイムバケットを作ることはなかなか億劫に感じてしまいますが、
この記事を書いたことを思い出して作りこんでいきたいです。
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