はじめに
医療事務の現場では、専門用語や略語が日常的に使われています。最初は意味が分からず戸惑うかもしれませんが、基本を押さえれば大丈夫!この記事では、初心者さん向けに、よく出てくる用語と略語をわかりやすくまとめました。クイズもあるので、楽しみながら学んでいきましょう!
1. 医療事務で頻出!基本用語まとめ
診療報酬(しんりょうほうしゅう)
医療機関が提供した医療サービスに対して支払われる料金のことです。保険制度のもとで支払われるため、医療機関にとって大切な収入源となります。
レセプト(診療報酬明細書)
診療内容や費用を記載し、保険者(保険組合など)に提出する書類です。これがないと、医療機関は診療報酬を受け取ることができません。
レセコン(レセプトコンピューター)
レセプトの作成や、診療費の計算などを自動化するための専用コンピューターです。医療事務の仕事では必須アイテム!
保険証(健康保険証)
患者さんが病院に持参するもので、医療費を一部負担してもらうための証明書です。
自費診療(じひしんりょう)
保険適用外の診療やサービスのことで、費用は患者さんが全額負担します。
2. 医療事務でよく使う略語集
略語 | 正式名称 | 意味・使い方 |
---|---|---|
初診(しょしん) | 初めての診察 | 患者さんが初めてその医療機関で診察を受けるときに使用 |
再診(さいしん) | 継続診察 | 継続して通院している患者さんの診察時に使用 |
紹介状(しょうかいじょう) | 医療機関紹介状 | 他の病院やクリニックに患者さんを紹介するときに発行する文書 |
保険者番号(ほけんしゃばんごう) | 健康保険の事業者番号 | レセプト作成時に必要な情報 |
3. 現場で役立つ豆知識
カルテと診療録の違い
「カルテ」は診療録のことを指します。現場では「カルテ出して!」などと言われるので、自然と使い慣れていきます。
保険証の「記号・番号」とは?
記号・番号は、患者さんを特定するための大切な情報です。レセプト作成時に必ず記載します。
労災・自賠責とは?
- 労災保険…仕事中や通勤中のケガに対して適用される保険
- 自賠責保険…交通事故時に適用される自動車保険
通常の健康保険とは扱いが異なるので注意しましょう。
\チャレンジ!/よく使う医療事務用語クイズ
ここまで読んだあなたなら、きっと答えられるはず!
クイズに挑戦して、理解度をチェックしてみましょう!
【Q1】
レセプトとは、何をまとめたもの?
- A. 患者さんの診療内容と費用
- B. 医師のスケジュール表
- C. 保険証のコピー
答え:A
【Q2】
医療事務で「レセコン」と呼ばれるものはどれ?
- A. 受付用の電話機
- B. 診療報酬明細書を作成する専用コンピューター
- C. 病院の出入り口の防犯システム
答え:B
【Q3】
「初診」とは、どんなときに使う言葉?
- A. いつも通っている病院での再来院
- B. 初めてその医療機関で診察を受けること
- C. 健康診断を受けるときの用語
答え:B
【Q4】
保険証に記載されている「記号・番号」の役割は?
- A. 患者さんの趣味を知るため
- B. 患者さんの医療費負担割合を示す
- C. 患者さんを特定するための情報
答え:C
★クイズを終えたあなたへ
お疲れ様でした!これで医療事務の基本用語マスターに一歩近づきましたね。わからなかった言葉は、もう一度本文に戻って確認してみましょう!
まとめ
- 医療事務の現場では、独特な用語や略語が飛び交う
- 基本を押さえておけば、自然と慣れていける
- 焦らず、ひとつずつ覚えていこう!
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