先日「言いかえ図鑑」を読みました。
最近本屋でこの本がピックアップされ、たくさん並んでいるのを見て気になり購入しました。
私自身、他の人の何気ない一言を気にしすぎてしまったり、自分の発言が適切だったか考えすぎてしまったりします。
この「言いかえ図鑑」で余計な一言と好かれる一言を違いを知り、
気にしていた言葉や言い方もちゃんと理由があって自分の中で引っかかっていたということに気づくことができました。
本を読んで学んだことや考えたことをまとめていきます。
余計な一言を好かれる一言にかえる
「言いかえ図鑑」の著者の大野萌子さんはカウンセラーをしていて、多くの人が人間関係で悩んでいることから、
職場や家庭で発せられる余計な一言を印象が良くなる好かれる一言にかえて、豊かな人間関係をつくる考え方を一冊にまとめました。
例えば、手土産を渡すときに下のように言い方を変えると印象が良くなります。
余計な一言・・・つまらないものですが
好かれる一言・・・気持ちばかりですが
このような言いかえを141種類見ていきながら、印象良く伝える言葉を学ぶことができます。
「言いかえ図鑑」はこんな人に読んでほしい
「言いかえ図鑑」を読んでほしい人はこんな人です。
働き始めたばかりの人
特に新社会人に読んでほしい本です。
社会人になって言葉遣いを注意してくれるような面倒見のいい人はなかなかいません。
変わった言い方をしていても放っておかれる場合が多いです。
「ご苦労様です」は目上の人に言うと失礼だということをそもそも知らないと、
知らず知らずのうちに上司や取引先の方の気に障る可能性があります。
本であらかじめ見ておくことで「お疲れ様です」というのが適切だと知ることができます。
なので、何を言ってはいけないのかを勉強するためにぜひ読んでほしいです。
部下がいる立場の人
部下をもつ上司の立場にいる方にも読んでほしいです。
それはハラスメントを防止して相手を自分も守るためです。
自分は正しいことを言っていると思っていても、相手は高圧的に感じたり傷つけてしまったりして、
無自覚のうちに加害者になることをさけるために、印象の良くなる言い方を知っておくことは今後重要になってきます。
自分の言い方を後で反省する人
「何であんなふううに言ってしまったんだろう」
「言わなくていいことまで言ってしまった」
このように自分の中で反省をくりかえしてしまう人に読んでほしいです。
結局どのように考えて伝えれば相手の気に障らずに、自分の意見を伝えられるのか知ることができれば、
もっと自信を持って発言できて自分のことが好きになると思います。
「言いかえ図鑑」から学ぶ人間関係が良くなるコツ
本を読んで今後気をつけていきたい考え方を紹介します。
自分の価値観を押し付けない
「自分が若いときはこうだった」「何歳になったら~すべき」というのも自分の主観でしかありません。
特に職場で行き過ぎた発言をしてしまうとパワハラと捉えられかねません。
「~すべき」と言ってしまうとその言葉にとらわれて自分も苦しめることになるので、
私も最近なるべく「~すべき」という言葉を書いたり言ったりしないように気を付けています。
家族や友人、同僚が自分と違う意見を持っていても、
自分は自分、相手は相手と分けて考えましょう。
聞かれたことに全て答える必要はない
身近な信頼している人にならまだしも、職場で「結婚はまだ?」「恋人はいるの?」というような答えたくない質問をされることはあります。
「あまり深堀りされたくないな…」と思ったときは、言葉を濁して上手く逃げることも人間関係が良くなるコツです。
正直に答えてしまうことで相手がより詳しく聞いてくる可能性もあるので、自分を守るためにも聞かれたくないことには全て答える必要はないと覚えておきましょう。
ネガティブなことを言わない
信頼できる身近な人に弱音をはくことも時には必要ですが、
職場でも家庭でも不満ばかり口にしていると、自分の周りから好意的な人が離れていきます。
ネガティブなことばかり言っていると、いずれ自分に返ってきます。
なので豊かな人間関係をつくる基本はネガティブなことを言わないことです。
自分と相手を大切にして意識的に言いかえる
本を読んで自己中な発言や価値観の押し付けをしてしまっていたことに気づけました。
学ぶだけでは不十分で、今まで無意識に発言していたことも意識的に変えないといかないといけません。
そのときに大事なのが、自分と相手を大切にする気持ちです。
自分の発した言葉は周りに影響を与えて、いずれ自分に返ってきます。
今後は意識的に余計な一言を好かれる一言に変えていきたいです。