「エッセンシャル思考」は2年前に1度読んだことがあります。
「すごく良い本だった」という記憶はあるけれど、
どんな内容か忘れてしまったので今度はちゃんと感想を書いておこうということでもう1度読みました。
これは覚えておいてちゃんと実践していきたい!と思ったことを書き残していきます。
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方です。
人生も仕事もクローゼットと同じで、
必要なものと不要なものを区別できなければ、どうでもいいもので埋まってしまいます。
1.選択・・・私たちは、時間とエネルギーの使い道を選ぶことができる
2.ノイズ・・・世の中の大半はノイズで、本当に重要なものはほとんどない
3.トレードオフ・・・「どうやって全部終わらせようか」ではなく「どの問題がいちばん重要か?」と考える
エッセンシャル思考を身につけることで、他人の期待に合わせるのではなく、
自分に正直に生きる勇気を手に入れることができます。
「選ぶ」ことを選ぶ
選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ本人が手放してしまうだけだ。
という言葉が印象的でした。
「~するしかない」「この道しかない」
というのは自分の思い込みで、学習性無力感になってしまっているだけだということを知りました。
学習性無力感とは、何度も自分の行動に結果が伴わないことを知っていくうちに、結果が変えられるような状況になっても行動ができなくなることです。
- 何かを選ぶことは何かを捨てること
- 「もしひとつのことしかできないなら、今何をするか」を考える
- 選ぶことを忘れた人は無力感にとらわれる
ということを忘れずに必要なことを選んでいきたいです。
今まで過去の経験は何かに活かさないといけないと思っていたけれど、
今あるものが何もなかったとしたら何を選ぶかということをフラットに考えるのは大事だと思いました。
小さく始める大切さ
大きな成功を目指すのではなく、まずは小さく始めることが大切です。
本で出てきたポジティブチケットの試みが面白かったです。
子どものデジタル機器依存に悩んでいた夫婦がポジティブチケットのシステムを導入することで良い行動を促進することに成功しました。
週の初めに子どもに10枚のチケットを与えて、
1枚使うと30分テレビやネットが使えます。
しかし、使わずにとっておくと1枚50セントと交換できます。
ボーナスポイントとして30分間読書をすれば1枚おまけでチケットが手に入ります。
結果はテレビやネットをする時間が10分の1に減り、読書の時間が増えました。
このようなシステムは他のことにも利用できそうだと思いました。
ハードワークの意味を考えた
「より少なく、しかしより良く」は努力も同じです。
がむしゃらに努力をするのではなく、より少ない努力で、より良い結果が出る方がいいです。
最近「とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか? 」の本やこの本を読んでハードワークは別に良い言葉ではないかもしれないと思いました。
学生の頃はハードワークは努力家の意味ですごく褒められてると思っていたけれど、
社会人になり、ただがむしゃらに努力すればいいものではないと思いました。
それはブログを書いている今も感じていて、ただ書けばいいのではなくて、
より少ない労力で結果が出る方法を考えて行動しなければいけないと思いました。
全てやろうとしてしまい選ぶことから逃げてしまうのは私の良くない癖でなので、
意識的にエッセンシャル思考を取り入れていきたいです。