薬局事務は大変?新人の頃に苦労したこととその対処法をまとめました
はじめに
薬局事務の求人では「未経験OK」と書かれていることが多く、医療事務は少し経験がありましたが薬局で働くのは初めてで、私も未経験からスタートしました。
でも実際に働き始めると、覚えることの多さやスピード感に戸惑うことがたくさん…。
この記事では、私が新人時代に実際に「これは大変だった…!」と感じたことを3つご紹介します。
これから薬局事務を目指す方が、少しでも安心してスタートできるように、当時の乗り越え方もあわせてお伝えします。
困ったこと①:代替薬の選択に戸惑った(レセコン入力)
処方箋に書かれた薬とまったく同じ薬をそのまま出すとは限らない、ということにまず驚きました。
薬局の在庫状況に合わせて、ジェネリックや別メーカーの薬を入力する場面も多く、慣れるまで本当に難しかったです。
薬の名前が同じでも、メーカーや規格が違うと別の薬の扱いになるため、
「この薬局ではどのメーカーの薬を扱っているか」「どの規格が基本か」などを覚えておく必要がありました。
最近では、レセコンによっては薬局にある薬を自動で反映してくれるものもあるかもしれませんが、
私が使っていたシステムでは自分で選んで入力する形式だったため、覚えるまでが大変でした。
困ったこと②:薬の場所が覚えられない
薬局に入ってすぐに直面したのが「薬の場所を覚えることの難しさ」でした。
処方箋の内容に合わせて薬剤師さんがすぐに調剤できるように、補助的に薬の取り揃えをする作業ががあるのですが、
新人の私は棚の構成を把握するだけで精一杯…。
とくに苦労したのは発注した薬が届いたときの棚入れ作業です。
どこに置けばいいか毎回迷ってしまい、同じ作業でもベテランの方ならすぐ終わるのに、自分は時間がかかってばかりで、申し訳なさと無力さを感じていました。
でも、回数を重ねるうちによく出る薬から少しずつ場所を覚えられるように。
「覚えられないのは自分だけじゃない」と思って、焦らず何度も確認することが大切だと思いました。
困ったこと③:薬剤師さんとの関係づくりに悩んだ
調剤薬局には、20代の若い薬剤師さんから60代以上のベテランの薬剤師さんまで、幅広い年代の方が働いていました。
年齢やキャリア、性格によって対応の仕方やこだわりポイントも違い、最初はどう関わればいいのか分からず戸惑うことが多かったです。
例えば、「○○さんにはこの言い方がいいけど、□□さんには先に一言確認した方がいい」など、
少しずつその方ごとの“暗黙ルール”ややりとりのコツを覚えていきました。
はじめのうちはとにかく先輩事務さんの行動を観察したりマネをしたりして、失礼にならない言動をすることを意識して、
少しずつ信頼関係ができていったように思います。
まとめ|慣れるまでは本当に大変。でも、大丈夫です
薬局事務として働き始めたばかりの頃は、「自分は覚えが悪いんじゃないか」「向いてないかも…」と落ち込むこともありました。
でも今振り返ってみると、あの頃の悩みはみんなが一度は通る道だったなと思います。
大切なのは、焦らず、自分なりの工夫をしながら「ちょっとずつできることを増やしていくこと」。
この記事が、これから薬局事務を目指す方や、新しく働き始める方の背中をそっと押せたらうれしいです🌿