こんにちは！
皆さんはクラークって聞いたことありますか？
クラークとは処方箋や診断書などの文書作成のサポートやカルテの入力を行う職業です。
医療クラークとも言われます。
今回は医療クラークとはどんな仕事をするのかや
医療事務との違い、クラークに向いている人について解説していきます。
この内容は動画でもご視聴いただけます！
私はクリニックで医療事務をしていたときに、
少しですがクラークの仕事にも携わった経験があるので、
クラークの仕事を少しでも伝えられたら嬉しいです。
医療クラークの仕事内容
医療クラークは医師が診察に集中できるように
医師の指示の元でカルテの代行入力や処方箋の作成のサポートを行います。
病院で先生に診てもらうときに、
先生がパソコンばかり見て全く患者のことを見ていないと感じたことがある人も多いと思います。
理想は診察のときはしっかり患者と向き合って話をして、
診察後にカルテに入力するのが望ましいです。
しかし、そのようにしていると患者さんをずっと待たせてしまうので、
診察しながらカルテを書くのは仕方のないことではあります。
そのときに医療クラークがいれば、
先生が診察をしている間にカルテに症状や病名などを入力して、
先生は診察に集中できて、患者さんもちゃんと診てもらえていると感じて、
しかもカルテは診察が終わったときには入力がある程度終わっている状態になります。
もちろんカルテの作成は医師の指示の元で行うので、
最終的な確認は医師が行いますが、
医師のカルテの入力の負担を大きく減らすことができます。
医療クラークがいることで、
診察の回転率を上げながらも患者満足度を向上させることができます。
医療事務との違い
次に医療事務と医療クラークの違いについて説明します。
医療事務は受付で保険証の確認や会計、レセプトなどを主にします。
一方クラークは診察室で医師のサポートを行います。
受付と診察室で場所が違うのと
医療事務は受付関連で
クラークは診察や処置に関わることをするので仕事内容も大きく違います。
医療事務は保険やレセプトの知識が必要で、
医療クラークは医師の代わりにカルテを入力するので、
診療科の症状、病名、薬の名前など覚える必要があります。
医療クラークに従事する人はあまり多くはありませんが
医療事務の業務が一通りできる人がスキルアップで医療クラークをすることが多いです。
クラークに向いている人
次にクラークに向いている人について説明します。
医療クラークとして働くと、
医療事務として受付をしているときよりも、
より医療現場に関わるようになります。
そのため、診療科の病名や症状について自ら学ぶ姿勢が大事になります。
ケガの症状を見るのが苦手な人には向かないです。
また診察時や処置をするときに補助をする場合があったり、
医師が複数人いる場合だと先生ごとに適切に対応を変えたり
することが必要になります。
医師と患者さんの会話を聞いたり、症状を自分の目でも確認しながら
カルテの入力を診察が終わるまでにある程度完成させた状態にすることが
必要になるので、入力スピードが速い人がクラークに向いています。
まとめ
今回は医療クラークの仕事内容や医療事務との違い、
向いている人について解説しました。
医療クラークは医師が診察に集中できるように
カルテの代行入力や処方箋の作成のサポートを行います。
速く的確に入力できるようになると
医師は患者と向き合う時間が増えて、診察の回転もよくなり、
病院のサービス向上に大きく影響を与えられるので、
やりがいのある仕事と言えます。
医療事務は受付にいることが多いのに対して、
医療クラークは診察室で医師のサポートを行います。
クラークに向いている人は、パソコンの入力スピードが速い人や
勉強があまり苦にならない人、臨機応変に行動できる人が特に向いています。
始めから医療クラークになるというよりは、
医療事務の仕事ができるようになって
スキルアップで医療クラークを目指したり、
医師からクラークをしてみないかと声をかけられたりする
人が多いのではないかと思います。
少しでも医療クラークについて知ってもらえたら嬉しいです。
質問があれば気軽にコメントしてください。
