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薬局事務の仕事内容を徹底解説|受付・会計・レセプトってどんな仕事?

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薬局事務って、実際どんな仕事をするの?

「薬局事務に興味はあるけど、どんな業務を担当するのかイメージできない…」
そんな不安を感じていませんか?

求人票に書かれている「受付」「会計」「レセプト」といった言葉だけでは、実際の仕事内容まではなかなか想像しにくいですよね。

この記事では、薬局で働いていた経験をもとに、薬局事務の主な仕事内容をわかりやすく紹介します。

受付や処方箋の入力、会計業務、保険請求(レセプト)など、薬局事務の一日を支える重要な業務を、ひとつずつ丁寧に解説していきます。

これから薬局で働きたい方や、仕事内容を事前にしっかり把握しておきたい方は、ぜひ参考にしてくださいね🍀

薬局事務の仕事内容一覧

① 受付・処方箋の受け取り

患者さんが薬局に入って最初に接するのが薬局事務です。明るい挨拶とともに、まずは処方箋とおくすり手帳、保険証の受け取りを行います。

受付での対応には、次のような業務が含まれます。

  • 処方箋の確認:日付・医療機関名・保険の種類・期限などに不備がないかをチェック
  • 保険証の確認:初回来局時や、月初・変更があったときに必要
  • おくすり手帳の預かり:過去の服薬歴やアレルギー情報を薬剤師が確認するため

また、初めての患者さんや久しぶりの来局の方には、以下のような案内を行います。

  • 問診票の記入(アレルギー歴・既往歴・現在服用中の薬など)
  • 処方箋入力のための基本情報の確認(氏名・生年月日・電話番号など)

こうしたやり取りの中で、患者さんが安心して薬を受け取れるよう、丁寧で温かみのある対応が求められます。

なお、患者さんによっては高齢で耳が遠かったり、説明がゆっくりでないと伝わりにくいこともあります。相手のペースに合わせた接客ができることも、薬局事務の大切なスキルの一つです。

処方箋を受け取ったら、次はレセコン(調剤専用パソコン)への入力に進みます。

② 処方箋入力(レセコン操作)

処方箋を受け取ったら、次はレセコンと呼ばれる専用のパソコンに、処方内容を入力します。

主な入力内容は以下の通りです:

  • 患者さんの情報(氏名・生年月日・住所・電話番号など)
  • 保険情報(保険の種類や記号番号、公費の有無など)
  • 処方内容(薬品名・用法・日数・剤形など)

入力作業は、薬剤師が調剤に進むための重要な前準備です。ミスがあると、薬の調剤や会計、最終的なレセプト請求にまで影響するため、正確さと集中力が求められます。

実際の現場でよくある工夫
・薬の名前は自動補完機能を活用してミスを防ぐ
・初めての公費は先輩にダブルチェックしてもらう
・入力中も患者さんとの会話で不明点を確認する

③ 会計業務

薬剤師が薬を渡したあとの会計対応も、薬局事務の大切な仕事です。

  • 会計金額の案内と受け取り(現金・電子マネーなど)
  • 領収書・明細書の印刷とお渡し
  • レジ締め・金額チェック
💡 ワンポイントアドバイス
「お大事になさってください」の一言で、患者さんの印象が変わります。

④ レセプト業務(月1回)

レセプトとは、保険者に保険診療分の請求を行う業務です。

  • 入力内容のチェック
  • エラー修正・点検
  • 請求データの送信(オンライン or 紙)
💡 レセプト業務の工夫ポイント
・日々の入力を丁寧にする
・不明点は早めに確認する
・月初に集中するのでスケジュール管理が大切

⑤ 薬剤師の補助(ピッキング)

薬局によっては、薬の取り揃え(ピッキング)を行うこともあります。

  • 処方内容に応じて薬を棚から準備
  • 数量・剤形・規格を確認
💡 ワンポイント
ピッキングに慣れると、薬の名前や特徴も自然と覚えられます。

⑥ 電話対応

電話対応では、患者さんや医療機関との連絡が主な内容です。

  • 営業時間や薬の在庫確認などの問い合わせ
  • 処方内容の訂正や確認の連絡
  • 他薬局・病院との連携
💡 電話応対の基本フレーズ
・「○○薬局でございます」
・「ただいま確認いたしますので、少々お待ちください」
・「薬剤師におつなぎします」

⑦ 店内の清掃・除菌

開局前や空き時間に、以下の清掃を行います。

  • 受付や待合室の拭き掃除
  • イスやドアノブの除菌
  • ごみ捨てや消毒液の補充
💡 小さな気配りが信頼につながる
清潔感のある店舗は、患者さんに安心感を与えます。

まとめ|薬局事務の仕事内容を知って、働くイメージをつかもう

今回は、薬局事務の仕事内容について、受付からレセプト、清掃まで幅広くご紹介しました。

「事務」という名前から、座ってパソコンを打つだけのイメージを持たれることもありますが、実際は接客や電話対応など、人と関わる機会の多い仕事です。

また、レセプト請求や薬剤師の補助など、正確さや責任感も求められる専門性のある業務でもあります。

仕事内容を具体的に知っておくことで、「想像と違った…」というミスマッチを防ぐことができます。

💡 事前に仕事内容を把握することは、職場選びの第一歩です。
少しでも気になった方は、パートや未経験OKの求人からチャレンジしてみるのもおすすめですよ。

薬局事務を目指すなら、勉強の準備もしておこう

薬局事務として働くためには、仕事内容を知るだけでなく、最低限の知識やスキルを身につけておくと安心です。

未経験の方でもわかりやすい、おすすめのテキストをまとめた記事もあるので、よければあわせてチェックしてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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ミミ|医療しごとナビゲーター
『医療しごと入門帖』は、医療事務・薬局事務・登録販売者など、医療や薬に関わるお仕事をやさしく紹介するブログです。 資格の勉強だけでは見えにくい、現場でのリアルな仕事の様子や、実務に役立つ情報を発信しています。 初心者さんにも分かりやすく、やさしい言葉とあたたかい視点でお届けしていきます。